Windows環境
Windows環境で朔を動かす
なんぞこれ
新月のクライアント「朔」(以下、saku)のWindowsへの手動インストール方法。
sakuには、バージョン3.11.1までWindows版が存在した。
以降は「共通版」に統合されたので、インストール方法のメモなど。
共通版について
共通版と旧Windows版との違いは、sakuを実行するのに必要な環境が共通版には同梱されていない点。
sakuはPython言語で書かれているので、Python言語の実行環境がJava等のように必要となる。
よって事前にWindows版のPython実行環境と必要なモジュールをインストールすればよい。
これは他のOS(Linux, Mac等)でも基本同様。
セットアップ
注: 以下では Cygwin などを使用していない環境を想定する。
Cygwin使ってる人はご自分で調べてください。
共通版 saku のダウンロードと設置
DLして解凍したフォルダは、デフォルトではそのままログの保管に使用されるので、フォルダ容量がギガ単位となる可能性があることに注意。なので、個人用ディレクトリ (C:\Documents and Settings\ユーザ名\ 直下)やデータ専用ボリューム等、収まりのよい場所に設置するのがオヌヌメ。
Python 2.xのインストール
本ページ著者がsakuの動作を確認しているのは、2.6系と2.7系。
ダウンロードするライブラリとの互換性も考えると、2.4以前はやめといた方がいいぽ。
ちなみに、言語仕様が大きく変わった3以降には未対応。
- Python日本UG または Python公式 に行く。
- Windows用インストーラ or Windows x86 MSI Installer をDLする。
- C:\Python27 などのアクセスしやすいディレクトリにインストール。
Win32用 PIL のインストール
画像をサムネイル表示にして動作を軽くするためには、Python Image Libraryというものが必要。
- http://www.pythonware.com/products/pil/ から Python Imaging Library 1.1.7 for Python 2.7 (Windows only)をDL&インスコ。
ポートを開ける+FWの設定
ルーターなどの設定を変更してポート8000番を開ける(ポート番号は設定で変更可能)。やり方は他のP2Pソフトでのポートの開け方を参考にするべし。
初期設定 saku.ini の変更
設置フォルダの中の、file\saku.ini をエディタ等で適宜変更する。saku_seting を参照のこと。
動作させる
インストールしたPython環境でsakuを稼働させる、という形になる。
tksaku.pyw
共通版sakuを展開したフォルダにtksaku.pywというファイルがある。
これを実行すると、ユーザインタフェース(Tkを用いている)付きの朔(TkSaku)が起動する。
Start Stopボタンでノードの起動/停止が可能。
DOS窓用バッチファイル
DOS窓(コマンドプロンプト)に起動させるには、次のような内容のファイルをsaku.batなどとして保存する。
cd C:\Users\user\saku\3.13.0
C:\Python27\python.exe saku.py
環境変数の追加(必要ないかも?)
Python.exeの場所を環境変数PATHに追加して、OSがpython実行環境を見つけられるようにする。
下記はWindows7の場合の設定法。
- コントロールパネル > システム を開く
- 左ペインから「システムの詳細設定」を選択して「システムのプロパティ」を開く
- 「詳細設定」タブの下部の「環境変数(N)」
- 「システム環境変数」のリストの中から変数 PATH を見つけ、選択して「編集」
- 「変数値」に値が入っているので、その先頭に下記(インストールパスが C:\Python27\ の場合)を追加する。
C:\Python27\;C:\Python27\Scripts\;
まだ書きかけです。
- 最終更新:2013-03-26 17:14:22